麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

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角川書店
価格: ¥580

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)のレビュー

表紙のイラストが変更されてます
福本信行さんに変更されてます(漫画のカイジだとおもう)・・・読んだ感想はマージャン超初心者の僕ですが、今のところ半分くらいまでは、たまに?ところありますが普通に読めてます 登場人物の性格や生活感がよく書けており味のある物語だと思います。
面白すぎて電車で乗り過ごしました・・・。
麻雀はかじった程度ですが、こんなに奥が深いとは知りませんでした。

登場人物の個性が光って、セリフの一つ一つが生きているように感じて、
不思議なくらい引き込まれる力を持った小説です。

娯楽小説としては最高の一冊のひとつでしょう。
おかげで通勤途中に降りる駅を乗り過ごしてしまいました。
最高のエンターテイメント小説
麻雀放浪記を何回読みなおしたことでしょう。麻雀小説という範疇に収まらない痛快なエンターテイメント小説ですし、まるで自分が牌を手に取っているかのような臨場感に包まれる名作です。色川武大として1978年に『離婚』で直木賞を取りましたが、本作の作者・阿佐田哲也として受賞してもらいたかったと今でも思っています。

1970年前後に巻き起こった麻雀ブームの火付け役はまさしく『麻雀放浪記 青春編』の登場と共に起こりました。盛り場には雀荘があふれ、4人寄れば卓を囲む、という庶民の娯楽でした。書店には多くの麻雀関係の書籍が並んでいた頃です。

『麻雀放浪記』は最初、双葉書店から新書で発行されました。牌の並びが活字の中に取り入れられたのも新鮮でしたし、「大四喜十枚爆弾」や「2の2の天和」といった積み込み技の図解入りの解説にも驚かされました。

冒頭の終戦直後の闇市でのチンチロリンの情景からしてひきこまれます。登場する作者の分身のような坊や哲を始め、ドサ健、出目徳、上州虎という魅力的な登場人物の描きわけも巧みで、まさしくそこで息をしているかのような近さを覚えたものでした。女衒の達によるしのぎのシーンも戦後の混乱期を彷彿とさせます。「女衒」という言葉も今や死語となりましたが。

ラストの死闘は壮絶で、読みながら手に汗握る感覚を覚えます。ページをめくるのも、もどかしくなるぐらい入り込める小説とはめったに巡り会えません。ピカレスクロマンと言われていますが、これほど戦後の空気感を切り取った小説はまずないですね。
麻雀を知らなくても面白いですし、実際打っていればなおのことその魅力に引き込まれます。初出から40年経過しましたが、今読んでも熱中できるという希有な作品です。
麻雀を知らないひとでも面白い
ちょっとワルを気取りたいひとは読んでおいて損はない。
男の生き方の1つ
麻雀やチンチロといった、賭博を題材にしていますが、その背景にある、復興期の男の生き方(女の生き方も書かれています)に共感を覚えます。正確に言うと、共感というよりは、憧れなのでしょう。家庭も持たず、サラリーマン的な雇用関係もなく、腕一本で生きていく。こんな生き方をしたいと思う一方で、ドラマや映画のような憧れでしかない、とも思うのです。